2006年05月
Xメン ザ・ラスト・スタンド〜驚愕の映像体験
アメリカでは、「M:i:3」「ポセイドン」「ダ・ヴィンチ・コード」そして、「Xメン ザ・ラスト・スタンド」と四週連続で超大作が公開されている。今までの3作品は、やや期待はずれだったが、Xメンが人類を救ったように、「Xメン ザ・ラスト・スタンド」は映画ファンを救った。
これは、満足のいく作品である。
最近見た娯楽系大作の中で傑出している。
まず、映像が凄い。
ど迫力のVFX。
ここまでの映像は見たことがない。
サンフランシスコの金門橋の破壊シーンから、ラストの対決シーンに至るま
での決戦シーンは、「ロード・オブ・ザ・リング」以来の「興奮の映像体験」
と言ってよかろう。
もちろろん、映像だけでなく、ストーリーもよくできている。
旧作までのストーリー展開をうまく生かしながら、予想不能なサプライズが
3箇所はある。
最後がこうなるとは、全く予想もしなかった。
ストーリーは単純でありながら、随所にサプライズを入れながら、話をクラ
イマックスへ持っていくという、ストーリー・テリングは一流である。
そして、かなり感動的な物語になっていのも良い。
私は、3回泣いた。
「Xメン」シリーズのおもしろいところは、この超能力を使うミュータント。
彼らが差別されたり迫害されたりするところに、人種や宗教による差別や対
立を容易にオーバーラップすることができる点だ。
同じマイノリティのミュータントでありながら、プロフェッサーX率いる善
玉と、マグニート率いる悪玉が対立関係にあって、最終決戦に至る。
同じミュータント同士、手を取り合い協力すれば良いと思うのだが、現実は
そうもいかない。
現実社会でも、同じ旧約聖書から発したキリスト教とイスラム教が激しい戦
いを繰り転げているわけだが、そんな見方を重ねられるところが、「Xメン」
シリーズが、他の単純なアメコミ・ヒーローものとは一線を画す魅力なのだろ
う。
プロフェッサーXとマグニートの過去の意外なエピソードが良い。
また、旧作に出ていた「●●●」も重要な役で再登場するので、前2作を見
ていないとおもしろさは半減するだろう。
驚き、笑い、そして感動。全てが詰まった映画。
これは自信を持ってお勧めできる1本である。
お薦めする人
・「Xメン」シリーズのファンの人
・スゲー迫力の娯楽大作を見たい人
期待はずれになる人
・「Xメン」シリーズを初めて見る人
樺沢の評価 ★★★★☆ (満点は5★。 ☆は1/2)
5月26日アメリカ公開














