アース 〜生命の惑星の生の姿に感動
太陽系第3惑星、地球。この生物にあふれた実に美しい星。
そして、そこに住む生物たちの生々しい生きざまを
克明に描き出していく「地球のポートレート」ともいうべき
ドキュメンタリー作品。
北極から南極へと向かう旅の中で、ホッキョクグマの親子、
砂漠を大移動するアフリカゾウの群れ、ザトウクジラなど数々の
生物の営みを圧倒的な迫力の映像で映し出していく。
「ディープ・ブルー」のスタッフが集結し、超ハイスピードカメラなどの
最新機器を駆使しながら、5年もの長きにわたって“奇跡の瞬間”を
追い続けただけあって、その映像のグレードは素晴らしい。
この作品のいいところは、単に可愛らしい動物をうつし出すのではなく、
「弱肉強食」という自然界の厳しさをしっかりと描いていることである。
自然という厳しい世界で、必死に生きようとする動物たちのドラマが
描かれるわけだ。
こうした弱肉強食のドラマは、最近の話ではなく、何十億年も前から
続いていることで、「地球温暖化」と結びつけるのには、やや強引な
気もするが、エコロジーが叫ばれるこういう時代だからこそ、
「自然」を正しく見つめなおすということは、
大きな意味をもつもつだろう。
ともっともらしいことを書いてみたが、この映画を見れば、
そんなことは誰でも理解できる話で、「映像の力」のすごさを
感じさせるという点で、「映画」としてもすぐれている
作品といえる。
私が訪れた時は、子供の入場料500円というキャンペーンが
行われていたが、この映画を一番見ていただきたいのは、
小学生、中学生の子供たちだろう。
この映画を見て、感じたことを話し合ったり、あるいは感想文を
書いたりすることで、いろいろなことを学習できるに違いない。
そんなわけで親子で見に行く映画としても、
非常に良い映画だと思う。
ただ、予告編で良いシーンを見せすぎてしまっているのが、ちょっと残念。














